坐骨神経痛

坐骨神経痛

坐骨神経痛とは?

一般的に腰からお尻、もも、足にかけて、痛みやしびれが続くものを坐骨神経痛と呼んでいます。

多くの場合は腰痛も伴います。

坐骨神経痛は病名ではなく、このような症状を総称してつけられた症状名です。

その程度は様々で、ピリピリと軽いしびれを感じる程度の人もいれば、激痛で歩くこともままならない人もいます。

また酷くなると排尿や排便のコントロールができなくなる場合もあります。

なぜ坐骨神経痛はお尻や下肢に痛みが走るの?

背骨には脳からつながる重要な神経が通っています。

背骨の中の脊柱管というトンネルに太い神経が通っています。

その太い神経が背骨の椎間孔という孔から出て、この枝分かれした末梢神経が体の隅々に張り巡らされています。

腰椎や仙骨の椎間孔から出る神経は、一つにまとまり坐骨神経という太い末梢神経となります。

坐骨神経は人体の中で、もっとも太い末梢神経で、鉛筆ほどの太さがあり、非常に長く、1m以上あります。

この神経はお尻からももの後ろ側を通り、膝下から足の指まで枝分かれして走行しています。

坐骨神経痛はこの神経の通り道に痛みやしびれが発症します。

何らかの理由で神経が圧迫、障害されて起こります。

腰部の脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、腰椎分離・すべり症等により神経の通り道が狭くなり、神経圧迫される場合や、梨状筋というお尻にある筋肉の硬結により神経が圧迫される場合(梨状筋症候群)に症状が発生します。

また稀に婦人科系の病気や神経や血管の病気、腫瘍等でも坐骨神経痛と同じような症状が出る場合もあり、これらの場合は病院での治療が必要です。

坐骨神経痛になる要因

実は坐骨神経痛の8~9割は原因が特定できないといわれます。

病院でレントゲンやCTなどの画像診断をしても、「骨に異常はない」と言われ原因が特定できない場合がほとんどです。

どこの部分で神経が圧迫をうけ障害されているのか、これは様々な要因が積み重なっているため特定することはできないということです。

ただ坐骨神経痛になりやすい要因として

・長時間の姿勢不良

・ストレス

・肥満、内臓の負担

・運動不足、反対に激しすぎる運動

・冷え

などがあげられます。

どれも体の歪みや筋肉の硬結を促します。

姿勢の不良には、デスクワークや運転、前傾姿勢の作業が多く腰に負担がかかる場合や、バックの方掛け、横座りの癖が要因として挙げられます。

坐骨神経痛がなかなか治らないとお悩みの方へ

当院にも、病院へ受診しお薬や痛み止めの注射をしてもなかなか治らないとお悩みの方が多くご来院されます。

お薬や注射は痛みを一時的に麻痺させるだけで、根本的な治療にはなりません。

また、ただ患部をマッサージしたり、電気をかけても、あまり効果がみられません。

坐骨神経痛の方は、体の歪み、筋肉の緊張が著しく見受けられます。

全身の歪みを整えてあげると、神経圧迫されている部分も和らぎ、症状が緩和されていきます。

当院では数々の整体技により、その方の状態にあわせて体を整えていきます。

また坐骨神経痛の多くの方は内臓の負担により腹部の緊張も強く、これを緩めることで、腰の緊張も緩み、坐骨神経症状も和らいでいきます。

当院の治療法は鍼灸や整体により体全体を整えていきます。

整体については、活法という整体法をもちいています。

古来の武術から生まれた整体法であるため、痛みに対して効果的な整体法です。

坐骨神経痛の多くの場合は、ほったらかしておくと症状が次第に悪化していきますので、早期の治療が大切です。

どうぞ、お早目に当院までご相談ください。

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