腸に元気!!『生ラッキョウとズッキーニの一夜漬け』

梅雨の季節が近づき、蒸し暑い日々になってきましたね。
気温の変化や湿気の多さ、そして連日のコロナウイルス疲れで体調を崩す人も多いのではないでしょうか。
そんな方には腸から元気になるラッキョウがおすすめ。
5~7月はラッキョウの旬の時期、スーパーでもラッキョウを見かけるようになりましたね。
「ラッキョウといったら塩漬けとか甘酢漬けで調理が面倒でしょ?」っといって見向きもしない人も多いのではないでしょうか?
でもそれはもったいない!!
この時期にしかない生のラッキョウを堪能しましょう。
シャキシャキとした歯ごたえと独特な香味、とても後引く旨さです。
ラッキョウは塩漬け、酢漬けといった保存料理以外にも、様々な普段の料理でお手軽に使えます。
刻んで調味液に浸したり、千切りにして炒めてキンピラにしてシャキっとした食感を楽しんだり、そのまま焼いたり揚げたりしても、ねっとりとした、また違った食感となってこれも美味です。
ネギとかニンニクといった香味野菜が好きな方は、きっとやみつきになりますよ。
今回のレシピは超簡単、ハマること間違いなしの、ラッキョウとズッキーニの醤油の一夜漬けです。
ラッキョウのシャキシャキ感、ズッキーニのポリポリ食感がたまらない美味しさ。
どちらも今が旬のお野菜。
ぜひ作ってみてくださいね。
★ラッキョウの、ここがスゴイ!!
注目すべきはラッキョウに含まれる栄養素。
以下の表をご覧くだされ。
食物繊維の多さは他の野菜を圧倒していますよね。
水溶性食物繊維 | 不溶性食物繊維 | 総量 | |
---|---|---|---|
らっきょう | 18.6g | 2.4g | 21.0g |
エシャレット | 9.1g | 2.3g | 11.4g |
ごぼう | 2.3g | 3.4g | 5.7g |
にんじん | 0.7g | 2.1g | 2.8g |
サツマイモ | 0.6g | 1.6g | 2.2g |
ラッキョウは食物繊維が多いといわれるゴボウの3.6倍程もあります。
ちなみにエシャレットはラッキョウの若採れなので、こちらも優秀ですね。
また注目すべきは水溶性食物繊維の多さです。
これだけの水溶性食物繊維を含む野菜は他にありません。
水溶性食物繊維は水に溶けやすく、腸内でドロドロ・ネバネバとしたゼリー状になり、便を柔らかくして便通を良くしてくれます。
そして余分なコレステロールや糖分の吸収を抑えるため、糖尿病や高血圧、ダイエットにも効果があります。
さらに水溶性食物繊維は不溶性食物繊維より分解されやすく、そのため腸内細菌のエサにもなりやすく、腸内細菌の環境改善にも役立ちます。
なお、甘酢漬けしたラッキョウは、下処理を行う段階で水溶性食物繊維が溶け出してしまいます。
効率よく水溶性食物繊維を摂取するためには、生のラッキョウを調理したものがおすすめです。
そしてもうひとつ、ラッキョウは『硫化アリル』という成分が豊富です。
これはニンニクや玉ねぎにも含まれている、辛味の成分です。
硫化アリルはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復に役立ちます。
また、ラッキョウは漢方において、生薬としても使われています。
漢方ではラッキョウのことを薤白(がいはく)といいます。
昔から狭心症の特効薬ともいわれ、心臓病や喘息にも用いられてきました。
冷え性、血行不良、体力低下、精力減退、食欲不振などにも有効です。
ただし、体に良いからといって食べ過ぎには注意してくださいね。
前述した硫化アリルという成分は刺激が強く、抗菌作用もあります。
そのため一度に多食すると胃痛や胸やけを起こす場合もあります。
1日3~4粒程度を目安にしましょう。
体の健康は腸で決まるといっても過言ではありません。
近年の研究結果では、免疫機能の良し悪しも腸内環境によって左右されることがわかってきました。
ぜひ、この時期ならではの旬のラッキョウを食べて、腸から元気になりましょう!!
材料・レシピ
材料(約4人分)
- ラッキョウ…100g
- ズッキーニ…300g(1本~1本半)
- 醤油…大さじ4
- 米酢…大さじ3
- ゴマ油…大さじ1.5
- マスタード…お好みで
作り方
- ラッキョウは洗って根と薄皮をとり、みじん切りにする。
- ズッキーニは拍子木切りにする。
- ラッキョウと調味料を混ぜ合わせる。
- 保存容器にズッキーニと③を入れ、冷蔵庫で半日~1日置いたら完成。

↑泥付きラッキョウは洗って薄皮をとって、根を切ります。
ラッキョウ100gだとこれくらい。

↑緑と黄色の色どり鮮やかなズッキーニ。
1本200~300g、半分ずつ使いました。

↑こんな感じで適当な大きさに拍子木切します。

↑保存容器にズッキーニとみじん切りのラッキョウと調味液を入れて、冷蔵庫半日~1日、味が染みるのを待つだけ。
保存の入れ物はジップロックの袋とかでもいいですよ。

↑一晩おくとこんな感じ。
野菜から水分が出て、いい感じになります。
ご飯とか素麺にかけても美味しい(^^)/
残った液も野菜の旨味と栄養が染み出ているので、調理に使ってくださいね。
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