黒豆を食べて一年元気に!!『蒸し黒豆のシロップ漬け』

黒豆のシロップ漬け

早くも年の瀬となりました。

今年はコロナウイルスによって社会の雰囲気が大きくかわり、大変な一年となりましたね。

蜜をさけるため、いつもより寂しい年末年始を迎える方も多いのではないでしょうか。

静かな正月となりそうですが、それでも良い年をむかえて、来年は穏やかな一年となるとなることを祈ります。

さて、お正月のおせち料理の定番のひとつの黒豆の甘煮。

今回のレシピは煮るのではなく、蒸した黒豆をメープルシロップのコクとレモン汁の香りのシロップに漬けた、さっぱりと甘さ控えめの黒豆のシロップ漬けです。

黒豆は健康や長寿の願いを込めて、『まめに暮らせるよう、まめに働けるよう』という語呂合わせの意味があります。

また黒色は邪を払う魔除けの色でもあるといわれます。

一年の始まりに黒豆を食べて元気に過ごしましょう。

★『黒豆』はとっても力のある食材!!

黒豆の特徴といえば、なんといっても黒光りした皮の色。

その皮には抗酸化物質であるポリフェノールが豊富に含まれています。

皮の黒色はポリフェノールの一種であるアントシアニン、プロアントシアニジンの色素です。

特にプロアントシアニジンはアントシアニンよりも強い抗酸化物質をもち、その抗酸化力はビタミンCの20倍、ビタミンEの50倍ともいわれます。

生きて呼吸するだけでもカラダは酸化して老化していきますが、それに無理な労働や、強いストレス、薬や添加物といって毒を取り入れることで、酸化がより促進されます。

それを抑えてくれるのが抗酸化物質です。

カラダのサビを落としてくれるので、抗がん作用や抗アレルギー作用、コレステロールの排出、糖尿病や脳梗塞の予防など、様々な効果があります。

また妊活中の方にはぜひともお勧めで、子宮の質の向上や卵子の若返りの効果も期待できます。

強い抗酸化物質に加えて、大豆と同様に女性ホルモンの働きを助ける大豆イソフラボンやタンパク質、ビタミンB1やB2、カルシウムやマグネシウム、亜鉛といったビタミン・ミネラル類も豊富です。

ちなみにアントシアニンは水溶性で水に溶けやすいですが、プロアントシアニジンは水に溶けにくい特徴があります。

黒豆を蒸した場合はその両方のポリフェノールが皮に残りやすいです。

こんなスーパーパワーフードである黒豆、正月だけでなく毎日摂って、一年を健康にすごしましょう。

材料・レシピ

材料(4、5人分)

  • 黒豆… 1cup
  • 水…1cup
  • メープルシロップ…大さじ3~
  • 甜菜糖…大さじ3~
  • レモン汁…小さじ1

作り方

  1. 黒豆をたっぷりの水に一晩浸しておく。
  2. 黒豆を強火で20分程蒸す。(好みによって硬さを調節してください)
  3. 鍋に水1cupとメープルシロップ、甜菜糖をいれて火にかけ温めて甜菜糖が溶けたら、火を止めてレモン汁を加える。(甘さは好みによって分量を調整してください。)
  4. ②と③を温かいうちに合わせ、一晩置いて、完成。

↑今回の主役の黒豆

一晩たっぷりの水に浸した黒豆を蒸し器で蒸します。

↓15~20分程強火で蒸すとこんな感じ。

この時間だと多少固めですが、この位の状態が私的には好み。

柔らか目が好きな方はもう少し時間かけてください。

蒸しただけでも美味しいし、簡単でカラダにも良いので、ぜひ常食しましょう。

あとは蒸した黒豆をシロップに漬けて、一晩置き、味を染み込ませて完成。

シロップはお水にメープルシロップと甜菜糖を1:1合わせて、火にかけ甜菜糖が溶けたらレモン汁を加え、蒸したての黒豆を浸します。

シロップも黒豆も温かいうちのほうが、シワになりにくく上手に味が染み込みます。

甘さ控えめのレシピですが、甘味は好みメープルシロップや甜菜糖を調節してくださいね。

メープルのコクと、スッキリとしたレモンの香り、優しい黒豆。

ぜひお正月に食べて、一年を健康に過ごせるようにしましょう。

黒豆のシロップ漬け

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