健康の秘訣は『まごわやさしい』食事

まごはやさしい食事

『まごわやさしい』という言葉、聞いたことありますか?

まごわやさしいとは7つの食材の頭文字を並べたもので、医学博士の吉村裕之先生が提唱された言葉です。

当院ではご来院された方に、食事のことをお聞きすることもありますが、毎日の食事をしっかりと意識して摂られている方は少ないと感じています。

また健康のためにどのようなものを摂ったらいいか迷われている方も多くいらっしゃいます。

テレビで○○が体にいいと放送していたから決まった食材ばかり摂られたり、サプリメントを多用する方もいらっしゃいますが、基本となる毎日の食事が不規則だとその効果もでてきません。

やはり日頃バランスよい食事を摂ることが大切です。

日本人の伝統食である、『和食』。

和食にはお米を中心に、野菜、海藻類、魚介類、など様々な食材がバランスよく含まれています。

その食材を覚えやすく言葉であらわしたものが『まごわやさしい』です。

毎日の献立を考えるとき次の『まごわやさしい』食材が入っているか確認してみましょう。

ま・・・豆類、味噌、納豆

蛋白質やビタミンB群、食物繊維、マグネシウム、亜鉛などが豊富。特に発酵したものがおすすめ。

ご・・・ごま、ナッツ

マグネシウム、亜鉛などのほか、ゴマのセサミンなど抗酸化栄養素が豊富。

わ・・・ワカメ、昆布など海藻類

ビタミンB群や、マグネシウムをはじめとするミネラルが豊富。

や・・・緑黄色野菜、淡色野菜

ベータカロテン、各種ビタミンを豊富に含み、免疫システムを活性化させる。

さ・・・魚介類 とくに小魚の青魚類

オメガ3系脂肪酸やビタミンB群、亜鉛、タウリンが豊富。

し・・・しいたけ、きのこ類

食物繊維やカルシウム、免疫力を高める多糖体が含まれている。

い・・・イモ類、山芋、里芋、さつまいもなど

食物繊維のほか、ビタミンC、カリウムなどが豊富。

中国に「薬補不如食補 千補万補不如食補」ということわざがあります。

病気を予防したり、治したりする上で、どれだけ大量の薬を飲んだとしても、食の栄養の力には到底及ばないという意味です。

正しい食事には体を健康に導く力があるということです。

毎日の疲れが抜けない、肩こり頭痛がひどい、病院で自律神経失調と診断された等、お体の不調は生活を見直してほしいという体からのサインです。

このような辛い症状も、鍼灸や整体治療とともに食事の見直しを行うことで、早期改善につながります。

どうぞ毎日の食事を見直して、健康に過ごせる体にもどりましょう。