糖尿病患者数が1000万人を超えて・・・
本日9月21日、こんなニュースがありました。
「糖尿病患者、初の1000万人」
2016年の調査結果で、ついに糖尿病の患者数が1000万人を超えてしましました。
前回2012年の調査から50万人も増加です。
ちなみに調査開始の1997年では690万人。
年々、増加傾向になります。
日本人の10人のうち1人は糖尿病に罹患していることになります。
糖尿病には1型と2型がありますが、1型糖尿病は自己免疫疾患により膵臓のβ細胞が破壊され、インスリンが分泌できなくなります。
原因は遺伝的要因や環境要因、またウイルス感染がきっかけによる自己免疫疾患といわれています。
2型は食生活や運動不足、肥満、喫煙などの生活習慣により、インスリンが分泌しづらくなる病気です。
糖尿病のうち90%以上が2型であり、その原因は生活習慣です。
また今では小児糖尿病も増加傾向にあります。
子供でもジュースやスポーツドリンク、お菓子の摂りすぎにより2型糖尿病が発症します。
- 喉がかわいて水や氷を欲しがる
- トイレがやたら近い。
- 「疲れた、だるい」といった不調をよく言う。
- 肥満である、逆によく食べているのに急に痩せてきた。
- 家族が糖尿病。
といったことが見られる場合は注意が必要です。
世界では未だに食べ物が十分に行き届かず、栄養不足で病気となる国があり、一方では我が国のような先進国では食べ過ぎにより病気になっている現状があります。
この不均衡になんとも哀しくなります。
最近、浜松に○ス○コという大型店舗ができましたが、ビックサイズの食料品を大量にまとめ買いしている姿をみて、また病気の人が増えるんじゃないだろうかなぁと心配になります。
糖尿病は本当に恐ろしい病気です。
病が進めば合併症により、神経障害、失明、腎機能不全へと陥ります。
ちなみに、WHOが推奨する一日の砂糖の摂取量は25g以下。
この数字は気をつけないと、すぐ摂取オーバーとなってしまう量です。
ショートケーキに入っている糖分は30g、
コーラ500mlは55g、
スポーツ飲料でも30gもの糖分が含まれています。
特に女性は甘いものに目がないという方が多いので気をつけてください。
長年患者さまと接してきましたが、甘いものが好きな女性は子宮や卵巣のトラブルが多いと実感しております。
子宮筋腫や卵巣嚢腫、子宮内膜症等がある方に甘いものが好きかとお尋ねすると、
「毎日コンビニスイーツがかかせない」、
「チョコレートがやめられない」、
などお砂糖漬けになっている方が多くいらっしゃいます。
また頭痛や膝の痛みにくる方も多いですね。
糖分過剰は血液をよごし、血管や様々な器官を脆弱にさせます。
慢性的に体調がすぐれない、花粉症や喘息などのアレルギーがある、不妊治療をされている方はぜひ砂糖を控えてください。
それだけでも体調は良い方向へと向かっていきます。
(食事について詳しくはこちらの記事をご参照ください⇒おすすめの食事法。~規則正しい食事で健康に~)
さて、糖尿病に対して、血糖値の低下に鍼灸は大変役立ちます。
鍼灸には内臓機能を正しく働かせる効果があります。
但し、日常の食生活、運動の改善はもちろん必要です。
本気で糖尿病をなんとかしたいとお考えの方は、当院までご相談ください。