NHK「東洋医学のホントのチカラ」で鍼灸が紹介されました

鍼灸治療

昨日、NHKの「東洋医学のホントのチカラ」という番組が放映されました。

冷え性や頭痛、さらにうつ病にまで鍼灸が効果的だということが、しっかりと科学的にもデータで捉えられて、紹介されていました。

一般の方にとっては、まだまだ鍼灸に対して馴染みが浅く、効果があるのか、どのような症状に効くのか、といったことがわからない方が多いのではないでしょうか。

一般の方に鍼のイメージを聞くと「こわい」「怪しい」「不思議な世界」「効くの?」といった返事も少なくありません。

こうしてメディアでわかりやすく紹介していただけることは大変ありがたく、鍼灸がもっと世間一般に浸透して、馴染みやすく、健康で過ごせる手段として鍼灸を積極的に選択していただけると嬉しいです。

今回放送の中で、うつ病に鍼灸治療が効いたということに驚かれた方も多いのではないでしょうか?

鍼灸治療はどんな症状に効果があるかというと、大概の人が「腰痛・膝痛・肩こり」といった運動器疾患を思い浮かべるかと思います。

しかし、鍼は精神的な疾患にも有効です。

これはWHO(世界保健機関)でも認められており、WHOから定義されている鍼灸の適応症状のなかに、ノイローゼ・ヒステリー・自律神経失調症といった精神的な症状もはいっています。
 ※詳細はこちら ⇒ WHO(世界保健機構)による鍼灸の適応疾患

番組のなかで、 週1回の治療を2か月間続けた結果、うつが改善されたという患者さんが紹介されていました。

鍼の施術後に光ポトグラフィで脳の血流を調べると、脳の血流が改善された結果が出ています。

またうつ病の治療で、薬のみのグループと、薬と鍼灸を併用したグループでは、後者のほうが明らかに改善率が高いという実験結果が示されました。

脳の血流が良くなることで、精神疾患が改善されること、そして薬の効きにくい人でも鍼灸を併せることで効果が出てくると述べています。

番組内で治療を受けていた患者さんから、

  • 「考えがまとまるようになった」
  • 「前向きになった」
  • 「人生が楽しくなってきた」

といった言葉がでていたことが、とても印象的でした。

近年、こうしたうつ病や自律神経失調症で悩まれる方が増えてきました。

仕事のストレス、パソコンやスマホの普及、飲食の不摂生、運動不足、電磁波の問題、こういった生活習慣の変化が要因にあるのだと思われます。

世の中とても便利になって、体を使うことが減り、パソコンやスマホといった頭ばかり使うことが多くなると、脳と体のアンバランスがおこり、思考停止状態になってしまいます。

鍼灸治療はカウンセリングのように心にアプローチするものではなく、身体の状態を整えるものです。

心と体も一纏まりであり、体の流れが整い、体が軽くなれば、心も軽くなっていきます。

精神的な症状を精神の面からアプローチしようするよりも、体からアプローチした方が楽です。

うつや自律神経失調症でお悩みの方は、鍼灸を治療の選択肢のひとつとして取り入れてみてください。

またこのような症状はひどくなる前に早めに手当しておくことも大切です。

なんだか疲れたとか、この頃やる気がでないとか、眠れないことが増えたとか、ちょっとしたことでも鍼灸で対応することができます。

このようなお悩みをお持ちの方は、どうぞ掛川・菊川の自然堂治療院までご相談ください。

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