症例・機能性ディスペプシア(胃もたれ、食欲不振、吐き気)

症状
20代・男性 森町在住。
2か月程前から食欲不振や吐き気、胃の不快感をおぼえ、病院で検査するも異常は見つからず、機能性ディスペプシアと診断。
特に寝起きがつらく、だるさやふわふわとしためまい感もでるとのこと。
数年前から同じような症状が出て繰り返すとのこと。
病院にてお薬を処方されているが、一向に回復する気配がなく、当院へ来院。
※機能性ディスペプシア…内視鏡など検査しても異常はないが、胃の痛みやみぞおち辺りの不快感、早期満腹感などの症状が続くこと。
治療内容
診察すると首から肩、背中にかけての緊張感が強く、また全体的に右に捻じれを生じており、本人にたずねるとデスクワーク中心で首コリや肩こりは慢性的に悩まされているとのこと。
また胃から食道辺りの気の滞りが強く、それが頭部に逆流してきているように感じ、身体は食欲不振などの症状として訴えている様子。
鍼灸や整体の治療ははじめてとのことなので、特に優しい施術を心がけました。
てい鍼(刺さずにツボに軽い刺激をする鍼)を用いて、気の滞りを流すように施術すると、背中や上腹部の緊張が解けて、
「背中が軽くなって、何だかお腹のあたりもすっきりしてきた」
とおっしゃっていました。
日々の臨床では肩や背中のコリも、このように胃の辺りからきているパターンの方が多くいらっしゃいます。
1週間後の施術では、食欲が戻ってきて普通に食べれるようになったと報告をいただきました。
その後治療を継続して1カ月後には、仕事が忙しいと多少肩こりがあるものの、胃部の不快感などの機能性ディスペプシアの症状は全くでなくなりました。
一般的に鍼灸や整体は肩コリや腰痛といった、関節や筋肉の痛みなどの症状に効くというイメージをもっている方が多いでしょう。
当院の鍼灸や整体は、内臓や脳神経系などを調整し、人間が本来持っている根本的な治癒力を引き出すように施術していますので、筋肉や関節の症状はもちろんのこと、胃腸などの内臓の病や自律神経の症状など、多岐にわたり対応することができます。
そして、お薬とは違い、副作用もなく、根本的に症状が楽になることができます。
機能性ディスペプシアなどのお腹の症状でお悩みの方は、ぜひ当院までご相談ください。
※治療効果には個人差があり、治療期間や回数は人それぞれ異なります。