第11回料理会を開催しました。
平成30年2月10日、静岡市清水区の生涯学習センターにて、第11回料理会を開催しました。
この会は健康をテーマに体に優しい料理を楽しむ会です。
できるだけ添加物が含まれていない調味料・食材を用い、無農薬・有機栽培された地元静岡の旬の野菜を中心に、様々な食材で料理していきます。
今回の参加者は大人6名、子供1名でした。
メニューはこちら↓
- カキフライ
- ふのりと豆腐の味噌汁
- 黒豆と切干大根のサラダ
- 花火風芋けんぴ
☆カキフライ
カキの旬は9月~4月といわれ、特に産卵期の前の2~4月にもっとも栄養が蓄えられ、ぷっくりと大きくなってクリーミーで濃厚な味わいとなります。
今回は寒カキを定番のカキフライにしました。
まるまる太った大きなカキはとっても美味しかったです。
カキフライを上手に揚げるコツは、長く揚げすぎないこと。
時間は大きさにもよりますが、180℃で2~3分程度。
短時間で揚げることでふっくらとジューシーに仕上がります。
カキは栄養素が豊富なことから「海のミルク」とも呼ばれ、低脂肪高タンパクな食材であり、アミノ酸、ビタミン類、ミネラルが多く含まれています。
中でも特筆される栄養素は亜鉛。
亜鉛といったらカキといわれるくらい、その含有量は他の食材を圧倒しています。
大きめのカキ3~4個で1日に必要とされる亜鉛の量をまかなえます。
亜鉛は細胞分裂、新陳代謝にかかせない栄養素です。
不足すると、
- 味覚障害
- 脱毛
- 肌や爪の異常
- 慢性疲労
- 食欲不振
- 免疫力低下
- 貧血
- 性機能低下
- 月経異常、排卵異常、不妊
- 成長障害、胎児異常
- うつ病
などなど、様々な症状があらわれます。
亜鉛不足は、偏食や極端なダイエット、よくお酒を飲む人、よく体を動かし沢山汗をかく人などにみられますので注意が必要です。
亜鉛は元気の源、カキを食べて適度に摂取しましょう。
くれぐれも食べ過ぎないように。
☆ふのりと豆腐の味噌汁
ふのりは海藻の一種で刺身のツマによく出てきますが、家庭ではあまり馴染みがなく、知らない人も多いのではないでしょうか?
ふのりを使わないなんてもったいない。
ふのりは栄養価が高く、その効能は素晴らしいものがあります。
血液浄化、抗酸化作用、抗がん作用、便秘改善、利尿効果などなど、また胆石など石が出来やすい場合はそれを防止する作用もあるといわれます。
酢の物や汁物など、簡単に使えますので、ぜひ取り入れてみてください。
☆黒豆と切干大根のサラダ
このサラダのレシピはこちらの当院のレシピ集で紹介していますので、ご参照ください。
黒豆もとっても栄養がありますので、ぜひ家庭で煮てほしい食材ですね。
黒い皮にはアントシアニンが沢山含まれており、アンチエイジングに役立ちます。
水に一晩浸して戻してから、煮るだけと簡単にできます。
また切干大根は水でさっと洗って適当に切るだけで、火を通さなくても食べられます。
生は食感がよく、甘くて美味しいんですよね。
ちなみに以前は切干大根には鉄分が豊富というデータがあったのですが、今は1/3(100g中3.1mg)になってしまいました。
これは昔は加工の際、鉄の包丁を使っていたからだそうです。
同じようにヒジキも鉄釜で加工していた頃と比べ、1/9に減ってしまいました。
鉄の調理器具ってすごいですね。
家庭でも鉄分補給に鉄のフライパンや鉄鍋を使うことをおすすめします。
☆花火風芋けんぴ
花火とは、名古屋にある「覚王山吉芋」の芋ケンピのこと。
職人さんが丁寧にお芋を細長く千切して、菜種油で揚げているようです。
これを真似して、丁細長く千切して、菜種油で揚げて、甘い蜜とからめました。
ポイントは丁寧に細く切ること。
なるべく同じくらいの細さに切ると揚げた時にムラが出来にくくなります。
素揚げだけでも甘くて、ポリポリとした食感がやみつきになります。
子供のおやつにもおすすめです。
今回もご参加くださりました方々、ありがとうございました。
次回は3月31日(土)、9:00~12:00の予定です。
途中からの参加でもOKです。
○場所 清水区岡生涯学習センター(静鉄桜橋駅から徒歩3分)
住所 静岡市清水区桜が丘町7-1
○参加費 2000円
※要予約制
参加ご希望の方は「はり灸・指圧・整体 自然堂治療院」までご連絡下さい。
↓LINEもご利用できます、お気軽にお問合せ下さい。