第16回料理会を開催しました。
平成30年7月29日、第16回料理会を開催しました。
この会は健康をテーマに体に優しい料理を楽しむ会です。
できるだけ添加物が含まれていない調味料・食材を用い、なるべく地元である静岡の旬の野菜を中心に、様々な食材で料理していきます。
今回のメニューはこちら。
- フレッシュトマトと桃のカッペリーニ
- 折戸ナスとトウモロコシのポタージュ
- ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)
- 葛餅・桃仕立て
☆フレッシュトマトと桃のカッペリーニ
夏から秋にかけて、甘く美味しい桃が出回ります。
桃は可食部分の90%が水分であり、みずみずしく暑い夏にはさっぱりとした口当たりが最高ですね。
栄養成分としては食物繊維のペクチンが豊富で、腸の調子を整え、便秘改善にも効果があるといわれます。
あと意外にもカテキンも豊富で、老化防止、免疫力アップの助けにもなります。
桃はデザートとしてそのまま食べても美味しいですが、パスタなどの料理にもよくあいます。
今回はフレッシュな桃とトマト、バジルをオリーブオイル、パスタと和えました。
とっても美味しい冷製パスタが出来ました。
☆折戸ナスとトウモロコシのポタージュ
折戸ナスは「一富士、二鷹、三茄子」の言葉にも出てくる、徳川家康公が好んで食べたナスが折戸のナスといわれます。
折戸のナスは丸くてかわいらしい形で、濃厚な味わいがあります。
ちなみにナスはよく体を冷やすから食べ過ぎはよくないといわれます。
だから「秋ナスは嫁に食わすな」ともいわれますね。
たしかにその成分も94%が水分で、カリウムが豊富に含まれ、利尿作用があり、尿として体の熱を取り去ってくれます。
なので暑い夏には程よく食べれば、熱った体を冷ましてくれる効果があります。
また紫色の皮にはナスニンというポリフェノールの一種である成分が豊富で、老化防止・免疫アップとなる抗酸化作用があるといわれます。
今回のスープはナスとトウモロコシの自然の甘さが合わさり、とても美味しいポタージュです。
☆ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)
ファラフェルはイスラエル発祥のひよこ豆のコロッケ。
ひよこ豆は甘くてほくほくした食感でとても美味しく、カレーやサラダなど、使いやすいお豆です。
栄養価も高く、高タンパクで食物繊維が多く、またビタミンB1、ビタミンB6、葉酸なども豊富です。
葉酸は妊婦さんにとって有名な栄養成分ですが、妊娠初期の胎児の先天性疾患を防ぐといわれます。
一般の人にとっても大事なビタミンで、造血のビタミンともいわれ、不足すると貧血にみまわれます。
ちなみにビタミンB1の不足では、江戸患いで有名な脚気、ビタミンB6では口内炎や肌荒れ、貧血、月経前症候群等に関係があるといわれますので、バランスよく栄養を摂取することが大切です。
ひよこ豆を一晩水にひたしてから、生のままフードプロセッサーなどで潰します。
生のままでないと丸まりません。
潰したひよこ豆に玉ねぎと香味野菜、スパイスを加え、丸く形を作って揚げます。
ひよこ豆の甘さとホクホク感が美味しいコロッケでした。
☆葛餅・桃仕立て
またまた桃が登場、今回の料理会はちょっと贅沢な食材ばかり。
桃のコンポートを作り、その桃のエキスで葛餅を作りました。
葛といえば、漢方薬で有名な葛根湯の含まれる生薬のひとつですので、薬効が高い食材です。
葛根湯は一般的には風邪の初期症状や筋肉痛、肩こり症状に使われます。
葛は体を温め発汗を促し、それにより解熱の作用があり、また胃腸の活性化や整腸作用もあります。
寒い時期には、葛湯にして飲むと体も温まって血行が良くなり、冷え症の方にもおすすめです。
葛は見た目はきれいな白い粉で、料理では片栗粉のようにとろみを付けるために使われたり、和菓子では餅状にしたりするために使われます。
注意点として葛粉を購入するとき、原材料をしっかりと確認しましょう。
葛粉とあっても馬鈴薯でんぷんが主の原材料であっても、商品名を葛と称しているものもあります。
100%葛が原材料であり、本葛粉とあれば間違いないです。
本葛粉を作るには大変手間がかかってますので、値段も高価です。
↑旬の桃で作ったコンポートと葛餅。
夏らしい、涼しげなおやつでした。
↓レシピの詳細はこちらをご参照ください。
次回は8月25日(土)、18:00~21:00の予定です。
途中からの参加でもOKです。
○場所 清水区岡生涯学習センター(静鉄桜橋駅から徒歩3分)
住所 静岡市清水区桜が丘町7-1
○参加費 2000円
※要予約制
参加ご希望の方は「はり灸・指圧・整体 自然堂治療院」までご連絡下さい。
↓LINEもご利用できます、お気軽にお問合せ下さい。