第10回料理会を開催しました。
平成30年1月27日、静岡市清水区の生涯学習センターにて、第10回料理会を開催しました。
この会は健康をテーマに体に優しい料理を楽しむ会です。
できるだけ添加物が含まれていない調味料・食材を用い、無農薬・有機栽培された地元静岡の旬の野菜を中心に、様々な食材で料理していきます。
今回は参加者5名で行いました。
新年もあけ、そろそろ年末年始の胃腸の疲れが出てきそうな頃、体に優しいお食事に戻していきましょう。
今回のメニューはこちら↓
- 揚出し大根と餅
- けんちん汁
- かぶと白菜の味醂マリネ
- 大福豆のおしるこ
☆揚げ出し大根と餅
正月に余った餅が沢山冷凍してある、食べ飽きたなんて方にはおすすめです。
餅も揚げてみると、また美味さが増しますね。
これと片栗粉をまぶして揚げた大根と、揚出しにしました。
尚、大根には消化を助ける酵素があります。
揚げ物を食べるときには必ず大根おろしを添えてあげることをおすすめします。
☆けんちん汁
けんちん汁はもともと精進料理からうまれたものです。
鎌倉の建長寺が発祥で、けんちょう→けんちんとなったのが由縁です。
仏教の教えである不殺生から、植物性の食材のみで調理します。
そして命をいただくという心構えで、皮も捨てずに、食材まるごと使って無駄にしません。
また皆に平等に行き渡るように、具材もなるべく細かく薄くするという気遣いがこめられています。
素材を油で炒めてから煮るというのも特長のひとつ。
これは初代の蘭渓道隆住職が中国から伝えたものだとか。
そして豆腐を手で崩して入れるのは、修行僧が支度中に落としてしまった豆腐を蘭渓道隆住職が洗って入れたのがはじまりといわれます。
命を粗末にしない、大切な教えが込められているのですね。
今の日本の食料廃棄量はかなりのものですから、和尚が哀しむ顔が目に浮かびます。
お野菜だけでも様々な食材があわさり、旨味がしっかりと出た出汁がとても美味しい一品。
野菜不足もこのスープで解消できます。
☆かぶと白菜の味醂マリネ
煮きったみりんに、酢と醤油とマスタードを加えて、甘辛なマリネ液に浸します。
カブも白菜も、冬の野菜は甘味があって、なんと美味しいことか。
あやめ雪という皮が紫色と白のコントラストがきれいなカブを使いました。
☆大福豆のおしるこ
大福豆は白いんげん豆の一種。
「おおふくまめ」と読みます。
とっても縁起のいい名前ですね。
低脂肪・高タンパクな食材で、食物繊維、ビタミンB群、ミネラル、鉄等の栄養素が豊富に含まれています。
また白いんげん豆にはファセオラミン・ファビノールという特有な成分があり、炭水化物の吸収を抑える作用によりダイエットに期待できるようです。
お豆も土鍋でコトコト煮るとより美味しくなります。
ハンドミキサーでペースト状にして甘酒と豆乳を加えました。
完成写真を忘れてしまいました↓以前の試作写真で^_^;
今回もご参加くださりました方々、ありがとうございました。
次回は2月10日(土)、18:00~21:00の予定です。
途中からの参加でもOKです。
○場所 清水区岡生涯学習センター(静鉄桜橋駅から徒歩3分)
住所 静岡市清水区桜が丘町7-1
○参加費 2000円
※要予約制
参加ご希望の方は「はり灸・指圧・整体 自然堂治療院」までご連絡下さい。
↓LINEもご利用できます、お気軽にお問合せ下さい。