頭痛

頭痛もちで悩む人は4000万人以上も。

今や日本人の3~4人に1人は頭痛もちといわれ、その数は4000万人を超え、慢性的な頭痛はもはや国民病ともなります。

頭痛により仕事や家事、育児の妨げとなり、何年も悩んでいるという方は少なくありません。

ほとんどの頭痛は原因が特定できず、病院で処方された薬や市販薬で頭痛おさえての繰り返しで過ごされている方が多いのが現状でしょう。

一言に頭痛といっても、近年病院で頭痛外来といった頭痛専門医まで出来てきたように、様々な種類が存在します。

頭痛の種類

一過性の頭痛

風邪や二日酔い、冷たいものを一気に食べた時などに起こる頭痛です。

これらの頭痛は一過性のもので、特に心配ないものです。

慢性頭痛

慢性頭痛は強い頭痛を繰り返す症状をいいます。

そのなかでもいくつかの種類に分類されます。

・偏頭痛(片頭痛)

頭の片方(両側に起こることもある)に間欠的にズキズキと強い痛みが起こるのが特徴です。

ズキズキ、ガンガンとした痛みが数時間~3日間ほど続きます。

激しい痛みにより、仕事や生活に支障をきたし、しばらく寝込む場合もあります。

また吐き気や胃のむかつき、嘔吐を伴うこともあります。

予兆として頭痛の30分~1時間程前に目がチカチカしたり、視野の一部が見えにくくなったりもします。

偏頭痛を持っている方は800万人以上といわれ、女性の割合が高いです。

・緊張型頭痛

慢性頭痛の中では一番多い頭痛です。

ストレスが原因となる頭痛で、ストレス頭痛ともいわれます。

こめかみから頭全体にかけて何かに締め付けられるような痛み、重さが特徴です。

その痛みは、ヘルメットをかぶったようなと表現される方が多いです。

時々頭痛が起こる反復性緊張型頭痛と、数日から数か月の間、毎日のように頭痛が続く慢性緊張型頭痛の2種類のタイプがあります。

精神的なストレスや、デスクワークや車の運転、うつむき姿勢による作業など、同じ姿勢を長時間続けることにより起こります。

首、肩、背中の筋肉が硬くなって周りの血流が悪くなり、頭痛が誘発されます。

頻度は偏頭痛よりも多いですが、生活の支障は偏頭痛程ではありません。

また偏頭痛に伴う予兆や嘔吐の症状もほとんどありません。

・群発頭痛

ある期間に限り、集中して激しい痛みが起こる頭痛です。

慢性頭痛の0.1%以下といわれ、まれな頭痛で、男性に多いといわれます。

必ず頭の片側、眼窩から側頭部にかけて、目の奥をえぐられるような、キリキリとした刺すような耐え難い痛みが特徴です。

一度発作が起こると数日~数か月間、毎日決まった時間に痛みに襲われることから、群発性といわれます。

危険な頭痛

頭痛のなかにも放置すると命にかかわる危険なものもあり、以下のような状態に当てはまるならば、直ぐに医療機関で精密検査と治療が必要となります。

「何かおかしい」、「いつもと様子が違う」と感じたら早めに病院へ受診しましょう。

脳腫瘍や脳出血による頭痛

脳の異常からくる頭痛の場合、麻痺を伴うのが特徴です。

手足に違和感があったり、しびれ、力が入らない、ろれつがまわりうまくしゃべれない、物が二重に見えるなどの症状を伴います。

また脳腫瘍の場合、朝方だけ痛むというケースもあります。

腫瘍が大きくなるにつれて症状が増してきます。

いずれの場合も早急に医療機関へ受診することが必要です。

髄膜炎(感染症)

38~39℃の高熱を伴う頭痛です。

後頭部が強く痛み、首の後ろが硬直し、吐き気や嘔吐があり、また体を動かすと痛みが酷くなるのも特徴です。

細菌性の髄膜炎の場合、死に至るケースもありますので、高熱を伴う場合は早めに医療機関へ受診しましょう。

くも膜下出血

経験したことのないような激しい痛みが突然に襲います。

「頭をハンマーで殴られたような」と表現されるくらいの強烈な痛みが特徴です。

出血がひどい場合、嘔吐やけいれん発作を伴い、意識を失うことも場合もあります。

こん睡状態からそのまま死に至るケースもあります。

一刻も早い受診が必要です。

慢性頭痛には予防が大切

頭痛が発生しているときの状態は、東洋医学でいうと「上実下虚」という状態です。

上は頭の方をさし、頭がのぼせていて充血しており、下である脚のほうは冷えている状態をいいます。

末梢である手足の循環が悪く、行き場を失った血液は頭部へ集まり、血管を拡張させ頭痛が発生します。

そのため、末梢を温めて血流を改善する必要があります。

お薬による頭痛の鎮痛は対象療法でしかなく、根本的な治癒ではありません。

また市販薬を月10回以上利用する人は脳過敏になる恐れもあり、将来、脳梗塞や脳卒中のリスクが高まることがわかっています。

どんな治療においても、予防に勝る治療はありません。

事が起こってから対処するのではなく、未然に防ぐことが大切です。

予防に関しては、鍼灸(はりきゅう)や整体は得意分野です。

頭痛の方のほとんどは首や肩、背中の肩甲骨の間のコリが存在し、足が冷えています。

鍼灸や整体で歪みやコリを解消し、血流を良くすることで、体を「上実下虚」の状態から「上虚下実」へと改善することで、頭痛も解消していきます。

そして予防で大切なことは生活習慣の改善です。

  • ジャンクフードやコンビニ、お惣菜をなるべく避けて、バランスのよい和食中心の食事にする。
  • 暴飲暴食を避け、よく噛んで食べる。
  • 甘いものの取り過ぎを避ける。
  • 水分を適度に取る。
  • 適度な運動を行う。
  • 十分な休息をとる。

このような生活習慣の見直しを行うことで、体を根本から変えていきます。

そして根本から体質を改善することで、頭痛も次第に解消されるでしょう。

頭痛でお悩みの方は、どうぞ当院までお気軽にご相談ください。